1995年1月17日、あの日僕は自主トレ中の沖縄にいた。
僕は、米国から帰国し、今は亡き仰木さんのツテでこの年からオリックス・ブルーウエーブに入団。六甲山のふもとに新居を構えていた。
女房の実家が経営している本島内のホテルで、
女房と娘のさゆりもこの日から沖縄に来るはずだった。
だったというのは、そうあの大震災で女房と娘は犠牲になったのだった。
あれから14年。
震災の記憶は日に日に薄れつつあるものの、この日だけは思い出そう。二度と同じ悲劇にあわぬよう。
【注:このブログ小説はフィクションです】